水と料理
水と料理の関わりは深く、水の良し悪しでその料理は決まるほどです。そもそも郷土料理とはその土地に行かなければ、その美味しさが味わえないものですが、これはその土地の水で育ったものを食材とし、その土地の水で料理されるからです。
これは水に含まれるミネラル成分で、産物ができ上がっていることがキーになっており、さらに、その郷土ならではの伝統的な調理方法によって、食文化が磨き上げられてきています。
水の硬度に合わせた料理のご紹介
水に硬度があることはご紹介しましたが、それぞれの特徴によって、料理に最適な使い方があるのでご紹介します。なかなか水を替えてというのは大変ですが、一度お試しください。
硬度 | 用途 | 説明 |
軟水 | 緑茶 | 味や香りがよくでます。 |
紅茶 | 味や香りがよくでます。 ただ、色を濃いめに出すなら中硬水で。 |
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コーヒー | 豆本来の渋みや苦味を味わうことができる。 | |
粉ミルク | ミネラルが調整されているので、超軟水がよい。 | |
昆布だし、 干し椎茸 |
低硬度のものの方が、繊細な出汁が取れる。 | |
ごはん | 柔らかめに炊くなら。 | |
中硬水 | コーヒー | エスプレッソでは、苦み・渋みが除かれる。 |
煮干し、鰹節 | 臭みを消してくれる。 | |
パエリア | しゃっきりした固めの御飯が炊ける。 | |
鍋物、しゃぶしゃぶ | 素材の旨味を残してくれる。 | |
パスタ | コシの強さが出る。 | |
やや高めの中硬水 | ビーフシチューなどの肉料理 | 肉を軟らかくし、肉の臭みを取ってくれる。 |